2014年4月17日木曜日

構造化するなら今ですよ


Schema.orgが行動属性に対応。

ハミングバードが重視している自然クエリ対応を考えるとものすごく重要な変化ではないでしょうか。

例えば「近所で寅さんを上映してる映画館」で音声検索する場合。
条件に当てはまる映画館がA館とB館の二館あるとします。
A館はウェブサイト上で「寅さん」・「上映」をschemaで構造化。
B館は「寅さんを上映しています」ということを構造化せずに記載。

この場合、設備やユーザーからの距離が同じならば、かなりの確率でA館が上位表示されることになるかと。
Googleのアルゴリズムから見た場合、
A館は「寅さん」を「上映」していることが明らか。
B館は「寅さん」「上映」というキーワードにマッチしているだけ。
「寅さんを上映している映画館」なのか「寅さんの過去の上映情報をまとめたサイト」なのかは、アルゴリズムの精度によっては判断できない可能性があります。
「近所で寅さんを上映してる映画館」を探しているユーザーにどちらをお勧めしてくるかは明らかです。

構造化とかめんどいとお思いの方も多いと思いますが、今後必須の対応かと思います。
最近Googleがよく言及する以下の点を考えてみましょう。
・ローカル対応の強化
・構造化の推進
・モバイル対応の推奨

今後スマホやタブレットがさらに普及して、今年中にPCのトラフィックよりモバイルトラフィックが多くなるとGoogleは推定しています。
そうなると、ユーザーが「自分の近所のお店」を探す機会が急増します。
なのでgoogleならナレッジグラフの強化・Yahoo!ならYelpとの提携を通じて
そうした情報を「検索画面内で(=店舗のウェブサイトに飛ばなくても)」提供できるように動いている。
ナレッジグラフへの反映には構造化が重要。
といったわけで、今後はコンテンツの充実と同様、あるいはそれ以上に構造化が大切になるかと。



著者:内田 榮四郎 @http://allforallinternetusers.blogspot.jp/ twitter: https://twitter.com/UchidaEishirou